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最近訪問で思うこと
生後80日が過ぎた母親から依頼がある。「母乳がうまく飲めない。」とのことです。私は、訪問する前に母親の電話の内容を考え、予測される援助の内容を考えて必要なものを持参するようにします。この訴えでは、体重測定は必ず行います。お子様の授乳の観察、乳房の状態の観察、乳頭の状態、亀裂や痛みの有無など、また授乳に使用されているクッションとその場の環境など関係すると思うことを見ていきます。一つの訴えでもいくつかのものや場面が絡み合っており、一つのことを解決すればその問題が解決するわけではありません。しかし、症例によっては、一つの問題を解決するとその訴えはかなり解決すつことがあります。訪問では時間の制約の中でこの症例はこれが一番の問題であることを選んで解決をするようにしています。
この症例での問題点として挙げたことは以下のことです。
混合育児のため飲み方の不適合が起きているために、舌を使用する乳首に変えることにしました。瓶での哺乳をおこない、お子様は問題なく受け入れました。
母乳の飲ませ方として、乳頭の亀裂がありその状態より、授乳スタイル(フットボールを入れる)。授乳時間は、短くする。(3から4分で切り替える)母の姿勢は重心をしたにする。クッションの使い方は体に密着する。ポイントが多くなかなか難しいです。
母乳の分泌が良い。浅く飲んでいるので母乳が鬱滞気味である。ミルク600ミリ/1日では多い。1日の体重のふえが生後80日で1日あたり38gの増加でありおおい。
生後6か月までは月500gのぞうかでよい。1週間125以上で良い。 母乳の後のミルクをすこしずつへらす。(体重のふえを見ていく方が良い)
乳頭の亀裂は、乳房の中に乳汁がたまらずに経過した方が早く良くなる。授乳の前後の搾乳を併用した方が良い。乳汁が溜まればマッサージも必要である
これらのことは相互に関連している。いくつかのことを行いながら問題の解決に向かっていきます。 ここでの最も大切なことは亀裂ができていることです。亀裂がひどくなると母乳を中断することになります。 亀裂は、飲ませることに関係しているので、少し長くかかるように思います。
母乳育児をしていると気になることが起きて来ます。気になることは、そのままにせずお母様なりに考えてみてください。
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