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どの様な育児を望みますか。

漠然としたことを挙げています。が、まとを絞り、母乳で育てていきたいのか、混合で育てていくのかを考えてみましょう。最近、来室したお母様が「母乳は、お産をすれば、自然に母乳が出ると思っていました。」という様なことをよく言います。最初から思う様に母乳が出てくるわけではありません。出産後、胎盤の娩出により黄体ホルモンの役割が終わります。そこで初めてお母様の体は、母乳を出し始めます。母乳を出すスイッチを入れるのは、赤ちゃんが、乳頭に吸い付くことです。現在は、クリニックにより、授乳の開始をどの様に行うかは、だいぶ違います。そこには、いろいろな施設の状況と、施設経営者の考えと、医療を提供するテクニック、使用される物品などなど、多く要素が入ります。出来る範囲での条件の中で、早く頻回にしっかりとそのスイッチを入れることに努めてください。お母様の脊髄より脳に伝わり脳の下垂体前葉から母乳を作る「プロラクチン」が分泌されて、このホルモンの働きにより乳房にたくさんの血液が流れ込んで、乳腺の腺房で母乳がつくられます。どの様にして、母乳が作られる様になるか理解して、がんばっていきましょう。


 

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