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母乳は出来るだけ、児の歩くのを待ってやめましょう。

母乳育児は辞める時も大切です。この症例は第2子が誕生して左乳頭が切れて直接母乳を与えられず搾乳をして、何とか母乳を与えることができました。現在、母乳が足りなく混合で与えています。主訴は、母乳分泌不足です。が、実際を見てゆくと、授乳の後に乳房の奥に痛みが生じています。授乳の後の痛みは、必ず第1子の時の乳房の管理が関係します。私たちが見てば、その違いがわかります。母乳の分泌が足りないことは、問題ですがそれより、授乳後の痛みの方が問題としては大きいです。第1子の時の様子を聞いてみると3年前、生後3か月で児が母乳を拒否するのでやめてミルクに切り替えていました。この時の溜まっていた乳汁が今回のトラブルの原因となります。甘いもの、乳製品などが濃い乳汁となり乳腺体や、乳房の基底部、浅胸筋膜に留まり組織に吸収されず、今回の出産により働きはじめ基底部の癒着や、乳房の組織に痛みをおこしています。

この問題を解決するためには、1、できるだけ、上手に母乳を痛みがなくなるまで飲ませていく事が必要です。2、出来るだけ、和食をこころがけ、母乳をしっかり飲ませてゆくことにより母乳の分泌も増えてゆくでしょう。マッサージもうけたほうがよいでしょう。3、今回母乳をやめる時には断乳をしたほうが良いでしょう。

乳房は、体に生じる神秘的な現象ですから、第1子よりずっと繋がっています。

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