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上のお子さんとの語らい

生まれたての赤ちゃんはとても小さく壊れそうで、守ってあげなければという心理が働き、その反面急に上のお子さんが大きく見えるものですね。

上のお子さんはいろいろな形で赤ちゃん返りを発揮してくれます。今までできていたことが出来なくなったり、執拗に甘えたり駄々をこねたり。ちょっと大きいお子さんだとダメということをわざとしてみたり、言葉も悪くなったり。

以前15歳差で出産されたママが来所時に下の子が生まれてから上の子の反抗が激しくて手に負えないという話をされていました。何歳になっても赤ちゃん返りはあるようです。

お母さんは、大きくなったのにこんなことも出来ないのという焦りや、もっとしっかりして欲しいという思いから、叱ったりつき離したりしますが、上の子にしてみたら、今までこんなに愛してもらったのに、突然小さいやつがやってきてお母さんの膝を奪い、家族みんなの目が小さいやつに向いている。

「あーダメダメ、触ったら危ないの。赤ちゃんは大事よ」と。それは上の子にしてみたら大変な死活問題。

これは余談ですが、うちの長男(末っ子)が大学1年生の時、姪っ子(長女の子)が生まれ同じようなことが起きていました。彼は、孫守りをしている私を見て寂しかったのか「僕の地位が下がった」と表現していました(笑)

お兄ちゃんお姉ちゃんになることはとても嬉しく素敵なことです。

「お兄ちゃんだからすごいね。こんなことも出来るね。かっこいい」

「お姉ちゃんのことママは大好きよ」

大きいお子さんが反抗しても「あなたのことを信じているよ」

などと、言葉にしていってあげてください。お母さんは絶対あなたの手を離さないということを伝えてあげてください。

そして一度しっかり赤ちゃん返りをさせてあげることも大事だと思いますよ。洋服を着せてあげたり食事を食べさせてあげてもいい。駄々をこねたら突っ放さないでやってあげたらいいです。お母さんは手を焼くでしょうが、そうしてあげることで納得するものです。

赤ちゃんが寝たら上のお子さんと語らってください。本当の気持ちを聞くことが出来、こんなに成長して沢山のことを考えていたんだということに気が付くと思います。

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