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体重の増加のこと

出生時には、生理的体重減少が起きることは知られていますが、生理的なもので心配はいりません。赤ちゃんが元気でしっかりと母乳やミルクを飲んでいれば心配いりません。それよりも、1カ月健診に行き体重の不足を指摘されて、悩んだり気にするお母様が多いです。生後1カ月は、1日30g増えるのが当たり前に思われて1カ月1キロの増加が求められるからです。母乳育児を求めて、一生懸命に母乳を与えて過ごしたにかかわらず、なかなか1キロは増えません。生まれて間もない赤ちゃんは、飲む力が弱く一度にたくさんの母乳は飲めず、ママの母乳もたくさん出る方は少ないです。発育曲線をみると、ミルク、母乳、混合とその育ち方はことなります。母乳のみで育っている赤ちゃんは、母子手帳の数字と比べて体重と身長はややすくなめですが、頭囲と胸囲はやや多めです。たいせつなことは、成長には個人差があります。母乳のあかちゃんは、ミルクの赤ちゃんとく食べてやや小ぶりですがその子なりに最適な成長をしていきます。ただし、母乳を飲んでいるのに体重の増加が生後6カ月まで1週間に125g以下または月に500g以下の場合や赤ちやんのようすに元気がなく寝てばかりで、尿が1日6回以下でうんちも少ない場合など、お母様が「おや」と思われる時には、はやめに小児科を受診しましょう。2月はまだ寒さが残っていますので、赤ちゃんを寒さから守っていきましょう。

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