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母乳の飲めない時

時折、入院中に母乳が飲めなく退院後に来られる方がおります。赤ちゃんはお腹が空いてくれば飲むのが当たり前と思うのが一般的な考えです。しかし、お腹が空いても母乳を飲む事ができないという事が起こります。そこには、個別的な状況がいろいろとあります。一言で言えませんので、その症例に沿って考えていきますが入院中に飲めないと退院後に飲める様にすることは、時間がかかります。その様なことを避けるために、赤ちゃんが生まれたら出来るだけ早期に母乳を含ませる事が大切です。分娩後、哺乳瓶を飲ませる前におっぱいを飲ませると良いのです。が、これがなかなかできません。その後赤ちゃんと同室にしてもらい、頻回に飲ませる練習が有効です。大きなお口で飲めない時には、乳頭を深く含める様に、助言をいただくことも大切です。乳頭がうまくお口に入らない時には、何が問題なのか助言をもらいその問題の解決を早期にする事が大切です。おっぱいに問題があるのか。赤ちゃんに問題がおきているのか。お母様の授乳のスキルに問題があるのか。3方向のいずれにも問題がなければ、授乳は上手に出来るはずです。飲めずに搾乳をしておられるかたは、寒さ厳しいなかでの育児は大変でしょうがどうぞ頑張ってください。

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