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母への思い

今年、1月末に実母が脳梗塞で入院しました。

「私のことわかる?」と聞いても失語で言葉が出てこない。

とうとう来たか・・・

20年前に実父を癌で亡くし、義父母もまだ元気。介護は無縁と思っていました。

実母は今年87歳になりますが車も運転するし、腰もピンと伸び、農作業をこなすような年を感じさせない人でした。

特に畑は春夏秋冬休むことなくフル活用。スーパーマーケットで売っている野菜はほとんど作っていました。

毎週のように「○○採れたよ、いらんか?」と電話あり、内心「もう面倒やなあ」と思っていたこともありました。「そんなに食べないからいらんよ、忙しいし誰かにあげて」と冷たく返事。

母が入院していた2か月の間、冬採れのじゃがいも、畑の土の中で甘く育った大根、白菜、ミカンなど実家に暮らす姉から野菜が届くたびに母の優しさを実感し、これほど後悔したことはありませんでした。

先日、リハビリも順調に進み無事退院してきましたが、まだ言葉もうまく出なく、前ほどの生気もない母を見ていると、たまに泣きたくなることもあります。

若いころから働き者で、愛情豊かに何不自由なく育ててくれた自慢の母です。

恩返しは出来ないかもしれませんが、母の思いを受け継ぎ、子供たちにも伝えていきたいと思っています。

お若い皆さんは、お母さまにどのような思いがありますか。

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